第1話では、異世界転生してきたスバルが、チンピラ三人組に路地裏に絡まれていたところ、精霊術師の美少女に助けてもらう場面が描かれました。
チンピラ三人組にリンチされている中、素早く走り去っていく美少女もいましたが、助けてくれる精霊術師の美少女と出会うことができたスバル。天使でも見ているかのような表情が、とても印象的でした。
第2話では、助けてもらった精霊術師との関わり、素早く走り去っていった美少女の捜索が描かれていきます。
本記事では、第2話のネタバレ、感想・考察をご紹介していきます。ネタバレを含みますのでご注意ください。
第1話のストーリーが気になる方は、下記の記事をチェックしてください。

リゼロ(漫画)第2話「膝枕の恩返し」のネタバレ解説
膝枕の感触に包まれて目覚める
気絶したスバルが目覚めると、美少女の優しい声と、柔らかい膝枕の感触がありました。
フワッフワの毛並みを感じて、美少女も意外と毛深いものなんだなと考えるスバルでしたが、膝枕をしていたのは美少女ではなく、巨大化した精霊でした。
ニヤニヤしていたスバルを、いやらしい夢でも見ていたかと厳しい表情で睨みつける美少女。
スバルは謝りつつ、自分のケガが治っていることに気付きます。
美少女は、体の治療をしたのは、自分が聞きたいことを聞くためだと、焦ったように言い放ちます。
自分の「徽章」を盗んだ子供の行き先を知らないかと美少女は聞きますが、スバルは知らないと答えました。
美少女の捜索に同行することになったスバル
スバルが知らないという情報を教えたことで、治療した分はチャラだと美少女は説明し、急いでいるからとその場を去ろうとします。精霊も、この美少女は素直じゃないんだと、仕方がなさそうな顔をしています。
スバルは、美少女が損をしてまでスバルのことを助けてくれたことを感じ、美少女を呼び止め、探し物を手伝うことを提案しました。
自分は無一文なので何のお礼もできないと、ツンケンした態度で接する美少女でしたが、スバルは自分のために美少女を手伝いたいんだと言います。
精霊も、夜には自分が外に出られなくなるため、弾除けは多い方が良いんじゃないかと美少女を説得し、最終的には美少女もスバルの同行を許可することになりました。
精霊と美少女の関係
スバルは、夜になるとなぜ精霊が外に出れなくなるのかを聞きます。
精霊いわく、精霊は外に出ている間はマナを消費するので、夜は結晶石に戻ってマナの回復に務める必要があると説明し、理想は9時から5時だと言います。すかさず、スバルは公務員かとツッコミを入れます。
一方その頃、精霊術師の美少女は、街の一角で祈りを捧げるように立っていました。美少女の周りにはキラキラとした光が浮かんでおり、精霊はあれは「微精霊」と話しているのだとスバルに説明します。
微精霊は、精霊になる前の、知恵がつき始めた存在のことで、美少女は微精霊に自分の探し物について質問をしているところでした。
物珍しさに微精霊に対して手を伸ばしてしまうスバルでしたが、すぐに微精霊は消えてしまい、美少女に怒られてしまいます。
スバルは、何とか挽回しようと頭を巡らせていました。
スバル、精霊、美少女で自己紹介
スバルが挽回の策を思い付いて、思わず声を出したところ、美少女がスバルに聞こうとしますが名前が分からず、質問が途中で止まってしまいました。
そこで、精霊が互いに自己紹介をすることを提案します。
最初にスバルが自己紹介をすると、精霊に絶体絶命な人だと慰められてしまいました。
次に精霊が自己紹介をし、自分は「パック」だと名乗ります。スバルと握手をする時、見た目は可愛いけれど、簡単にスバルを粉々にできると怖いことも言いました。
スバルの名前を聞くと、美少女は先ほどのスバルの思いつきを聞きます。
スバルは、この街は大きいので、スリで生活をしている人がいるのなら、盗んだ物をお金に変える必要もあり、そのための住処のような場所があるはずだと説明します。
捜索に手掛かりがないのなら、スリの人達の住処を聞き込んで探した方が効率的なのではと提案しました。
スバルは頭が良いと感心する美少女。早速始めようと大通りに出ようとします。
スバルは美少女を呼び止め、美少女の名前を聞いていないと言います。
美少女は「サテラ」と言いますが、パックは趣味が悪いと言い捨てました。
迷子の子供と遭遇
大通りに戻って聞き込みを始めるスバルとパック、サテラでしたが、サテラが迷子の子供を見つけます。
スバルは、今の優先順位は徽章の捜索じゃないかと言いますが、サテラはあの子は今困っているのだと、子供に声をかけます。
その時のサテラの表情は、とても慈しみのあるもので、優しさに満ち溢れたものでした。
緊張が解けない子供に対して、スバルが財布からギザ10を取り出して、簡単なマジックを披露します。
マジックでようやく緊張が解けた子供は、心を許し、スバルと手を繋ぎ、サテラに対しても手を伸ばします。
伸ばされた手を見て、サテラは驚いたような、それでいて嬉しそうな表情をしています。
サテラがハーフエルフであることが判明
子供の両手をスバルとサテラで繋いで三人で歩いていると、スバルは若い家族みたいだと言います。
サテラは、スバルを年下扱いしますが、スバルは見た目的にもそんなに年齢の差はないのではと聞き返しました。
自分はハーフエルフなので、その予想は当てにならないと寂しげに言いますが、スバルはエルフだから可愛いのか、納得だと返します。
その反応にサテラは驚き、なぜかパックが出現してスバルを叩きました。スバルは何か怒られることを言ったかと驚きますが、パックはその逆だといい、照れている表情のサテラが描かれます。
スバルは混乱しましたが、その時、迷子の子供が両親を見つけて叫びます。
両親は、子供との再会に大喜びし、サテラは安堵の表情で見つめます。
スバルは、男親の方が、異世界転生した時に最初に話したリンガ売りの店主だと気付くと、店主はスバルとサテラにひどく感謝をして、お礼をしたいと提案します。
盗品蔵の情報をゲット
店主から、貧民街に盗品蔵と呼ばれる場所があり、盗まれた品物もおそらくその盗品蔵に持ち込まれるだろうということが分かります。
サテラが盗品蔵の場所を聞きますが、詳しい場所は分からない為、盗品蔵があるとされている貧民街への行き方を教えてもらいました。
両親探しをしてもらった子供が、お礼と言って、サテラに小さな物を渡します。
サテラは、とびっきりの笑顔でありがとうと返しました。
リゼロ(漫画)第2話「膝枕の恩返し」の感想・考察
第2話では、精霊術師と精霊の名前、性格などが描かれ、ストーリーとしては盗まれた徽章が盗品蔵に持ち込まれるだろうことが分かりました。
第1話では気絶したスバルを見放すと冷たい態度をとっていた美少女サテラが、実はツンデレで、徐々にスバルに対しても素の優しさを見せ始めたところが、とってもキュートで可愛らしかったですね。
ここからは、第2話で気になった点の考察をご紹介していきます。
徽章ってどんなもの?
サテラが盗まれた大切なものが「徽章」であることが分かりました。
徽章は「きしょう」と呼び、バッジやメダルのような物です。
つまり、サテラが持っていた大切な徽章を、路地裏で最初に遭遇して走り去っていた美少女が盗んでいったということになります。
「大切なものだから返して」と言っていた通り、この徽章が話のポイントになってくるのでしょう。
美少女の態度は優しさの裏返し?
美少女サテラは、スバルが目を覚ました後もツンケンとした態度をみせます。
しかし、迷子の子供に対する行動や、優しさに満ち溢れている表情を見ていると、どちらかと言えば、異常なほどの優しさを持っている女性だということが分かります。
また、本当にスバルを放置して盗まれた相手を探しに行けばよかったものの、治療をしてあげたのも、サテラの優しさ所以でしょう。
「サテラ」は趣味が悪い?
自己紹介をした時、美少女は自分のことを「サテラ」だと名乗りますが、精霊パックはそれを趣味が悪いと言い捨てます。
この辺りの謎は、おいおい明かされるかもしれません。