第2話では、精霊術師サテラの優しいツンデレな性格が表現されました。
目覚めたスバルは、サテラによって体の怪我の治療がされており、サテラの徽章探しを手伝うことになりました。大通りで聞き込み中に迷子の子供と遭遇し、スバルは止めましたが、サテラが徽章探しを中断して、子供の両親探しを始めます。
子供の両親を無事見つけたところ、男親であった果物屋の主人から、徽章が持ち込まれる可能性の高い盗品蔵の情報を教えてもらうことができました。
第3話では、盗品蔵に無事たどり着き、スバルとサテラ、パックは徽章を取り戻すことができるのでしょうか?
本記事では、第3話のネタバレ、感想・考察をご紹介していきます。ネタバレを含みますのでご注意ください。
第2話のストーリーが気になる方は、下記の記事をチェックしてください。

リゼロ(漫画)第3話「始まりの終わり」のネタバレ解説
貧民街に到着するもパックがお休み
貧民街に到着し、サテラは自慢げに子供探しを優先したことが、自分達の役に立ったと嬉しそうにスバルに話します。
スバルにもだいぶ心を許してきたようで、当初のツンケンした態度から一転して、子供のような無邪気な視線を送ってくれます。
スバルは貧民街で聞き込みを行い、盗品蔵の場所を見事教えてもらうことに成功しました。
貧民街の住人は、綺麗な服装をしているサテラには冷たいですが、土埃と血の跡が付いているジャージ姿のスバルを見ると、哀れんで、優しく接してくれるようでした。
いよいよ盗品蔵に乗り込もうとした矢先、パックがマナ切れで限界だと告げます。
パックは、結晶石に戻る前に、サテラにいざとなったら「オド」を使ってでも自分を呼び出すように忠告して、結晶石の中に戻りました。
盗品蔵にスバルが侵入
サテラとスバルは、いよいよ盗品蔵に到着しました。
貧民街から様々な盗品が持ち込まれるこの場所は、厳重な扉が設置されています。
奥に王都の防壁が見えることから、国の外れにある場所だということが分かります。
スバルは、盗品蔵というからには中に危険があるかもしれないと考え、まずは自分一人で入ることを提案する。
サテラに信頼されていないと感じている為、断られることを前提に説得しようとするが、意外にもサテラは快諾してスバルに任せることにした。
サテラは、中に入ろうとするスバルに灯りとなる石を持たせ、徽章を取り戻したらちゃんと謝ると言う。
スバルは、謝罪内容については詳しく触れず、謝ってくれるよりも笑顔つきのありがとうの方が嬉しいと返す。
意外なスバルの返答に驚きつつ、サテラは柔らかい素敵な笑顔の表情でスバルを見送り、スバルはその表情を見て顔を赤らめた。
盗品蔵の中での事件
盗品蔵の中は真っ暗になっており、サテラに持たされた灯りの石で、ようやく何がそこにあるのかが見える。
盗品の数々に驚きながらも、徽章を探して中を物色していくスバル。
しかし、そこに切断された右腕と床に広がる血溜まりを目にして、スバルは驚愕した。
灯りをかざすと、大きな老人が仰向けに倒れているのが見える。後ろから、女の声がした。
スバルは慌てて振り返ろうとするが、それより先に腹に一撃が入り、壁に突き飛ばされる。
攻撃は致命傷となり、うつ伏せに倒れたスバルの腹の下から、新しい血溜まりができていた。目の前に、ドレス姿の女性の足が見える。
スバルは、誰が自分を襲ったのかよりも、サテラの無事を祈ったが、スバルを心配してサテラも盗品蔵の中に入ってきてしまう。
そして、サテラにも凶刃が遅い、スバルの横に同じようにして倒れこんだ。
スバルは、必ずサテラを救うと心の中で誓ったが、次の瞬間に命を落としてしまった。
再びのリンガ屋
気がつくと、スバルは最初に異世界転生してきた場所に戻っている。
そして、最初の時と同じように、果物屋の主人がリンガを勧めてきた。
スバルは何がなんだか分からない、という表情をした。
リゼロ(漫画)第3話「始まりの終わり」の感想・考察
第3話はまさかの展開でびっくりした人も多いのではないでしょうか?
第2話までは、サテラの可愛さにうっとりしていただけでしたが、事態は急転直下。盗品蔵でスバル、サテラ共に謎の女に襲われてしまいます。
スバルは致命傷でしたが、気がつくと最初の場所に戻って、果物屋の主人がリンガをすすめてきます。
これはまさか、ループ物!?次の第4話以降で謎が明かされていくことでしょう。
ここからは、第4話の考察をご紹介していきます。
「オド」って何だろう?
パックが結晶石に戻る前、サテラに対していざとなったら「オド」を使ってでも自分を呼び出すように言いました。
オドは、作中ではまだ説明されておらず、謎の存在のままで、現時点で分かっていることは次の通りです。
- パックはマナを消費して外に顕現している
- オドを使えばパックを呼び出せる
- 常時使えば良いのにしないことから、オドは有限で貴重
上記のことを踏まえると、オドはエミリアの切り札的存在になるかもしれないことが分かります。
今後、オドについて徐々に解明されることがあるかもしれません。
サテラが謝ろうとしたこと
スバルが盗品蔵に入ろうとする前に、サテラは無事に徽章を取り戻せたらきちんと謝ると言います。
しかし、サテラはスバルのピンチを助けた恩人であり、スバルに謝るような行動はしておりません。
気になる点があるとすれば、第2話で「サテラ」と自己紹介をした時に、パックが「趣味が悪い」と言い捨てたことぐらいでしょうか。
サテラ、という名前に何かがあるのかもしれません。
謎の女と盗品蔵の老人
盗品蔵の中に入ったスバルは、右腕を切断されて息絶えた老人の死体と、自分とサテラを襲った謎の女に遭遇します。
状況証拠から推測すると、謎の女が老人も襲い、その現場を見られたスバルとサテラも襲ったと考えられます。
謎の女が老人を襲う理由は、盗品蔵の中にあるものである可能性が高いことから、徽章に関係する人物であるかもしれないですね。