第5話では、フェルトに徽章を盗むことを依頼していたエルザが登場しました。
フェルトと交渉を開始したスバルは、元の依頼主の提示金額の2倍以上の価値がガラケーにあるとロム爺に言われ、喜びを隠せずにいました。
フェルトは、元の依頼主がさらに増額する可能性もあると考え、すぐにはスバルに徽章を渡しません。
依頼主であるエルザが到着した後、交渉が始まり、紙一重でスバルが徽章を獲得しますが、徽章の取り扱いを答えた後にエルザの態度が一変。ロム爺、フェルト、スバル共にエルザに敗れて命を落とします。
第6話では、再度果物屋の前で目覚めたところから物語が始まります。スバルは、この状況の謎を解き明かし、サテラと再会することはできるのでしょうか?
本記事では、第6話のネタバレ、感想・考察をご紹介していきます。ネタバレを含みますのでご注意ください。
第5話のストーリーが気になる方は、下記の記事をチェックしてください。

リゼロ(漫画)第6話「終わりと始まり」のネタバレ解説
果物屋の前での再会
気がつくと再度果物屋の前にいたスバルは、混乱して地面に倒れ込みます。
果物屋の主人に水をかけられて目覚めたスバルは、店の隣に座り込み、訳の分からなさにぼーっとしていました。
その前に見覚えのある姿、サテラが通りかかりますが、スバルを見ても何も言わずに過ぎ去ってしまいます。
慌てたスバルは、すぐに追いかけ、大声でサテラの名前を呼ぶと、周りがざわつきます。
足を止めてくれたサテラではありますが、なぜその名前で自分を呼ぶのかと、きつくスバルに当たります。
サテラとは、「嫉妬の魔女」の名前であることが明かされました。
フェルトが徽章を盗む
サテラから言われたことに理解が追いつかず混乱していると、屋根の上からフェルトが風の加護に乗って飛び降りて来ます。
素早くサテラに近づき、徽章を盗んで走り去りました。
サテラはスバルがグルであることを疑いましたが、徽章を取り返すことが先決だと、すぐにフェルトの後を追って走ります。
フェルト、サテラに追いつくために、スバルも動き出して路地裏に入っていきました。
しかし、結局スバルは二人の姿を見失い、路地裏の行き止まりに来てしまいます。
チンピラ三人組との3度目の邂逅
行き止まりから戻ろうと振り向くと、チンピラ三人組が姿を現しました。スバルにとっては、3度目の邂逅です。
スバルは急いでいるため、相手の要求に従う姿勢。
しかし、その時ロム爺に食べられたはずのコンソメ味のポテチが、袋が開封されないまま手元にあることに気付きます。
この時、スバルは自分がループしていることにほぼ確信に近い感情を持ち、それを確かめるために急いで盗品蔵に向かおうとしました。
中サイズのチンピラのナイフがスバルを襲う
スバルは態度を変え、チンピラを突き飛ばして急いで盗品蔵に向かおうとしますが、すれ違い様に中サイズのチンピラの持っていたナイフに刺されてしまいます。
ナイフは奥深くに刺さっており、内臓を傷つけているため、致命傷となっていました。
スバルは意識が遠ざかりながら、「衛兵」という言葉、チンピラが焦って逃げ出そうとしている言葉を聞きます。
そして、命を落としました。
死に戻りを自覚
スバルは気がつくと、また果物屋の前に立っています。
果物屋の主人に、恐る恐る自分に会うのは何度目かと聞くと、主人は初めてだと答えます。
スバルはここで、自分が死に戻りのループをしていることを自覚しました。
これまで三回命を落としたことに気がつきつつも、今回も放っておけばフェルト、ロム爺、サテラに危険が迫ることに考えを巡らします。
サテラが偽名であることは分かりつつも、彼女を助け、本名を教えてもらうことを目標に、スバルは動き出しました。
リゼロ(漫画)第6話「終わりと始まり」の感想・考察
第6話では、ついにスバルが死に戻りのループをしていることが確定しました1
エルザという絶対的な強者を前に、無力なスバルがいかに立ち回って、精霊術師の彼女やフェルト、ロム爺を助けられるかが、今後の物語の焦点となりそうです。
ここからは、第6で気になるポイントについて考察をしていきます。
なぜサテラの名前を語ったのか
精霊術師の彼女は、一度目の世界で自分の名前をサテラだと名乗りました。
しかし、3度目の世界では、嫉妬の魔女の名前でなぜ自分を呼ぶのか、と怒りの表情を見せます。
また、周囲の人々の反応からも、サテラという名前で人のことを呼ぶのは、相当に非常識であることが分かります。
1度目の世界で、なぜ彼女は自分のことをサテラと読んだのか、その謎は今後明かされることでしょう。
また、盗品蔵に入る前に、彼女がスバルに徽章を取り戻せたら謝罪すると言ったのは、恐らくこの偽名を名乗ったことだと考えられます。
衛兵の存在
三度目の世界でスバルがナイフに刺された後、死にゆく前に「衛兵」「逃げろ」という言葉が聞こえて来ました。
この世界は無法地帯ではなく、「衛兵」という存在が治安を守っており、チンピラも衛兵は恐れているということが、ここから分かります。
2度目の世界でスバルがチンピラ三人組を倒した後、大剣を携えてスバルを見ていたのは、周囲の人々に呼ばれた衛兵だったのかもしれません。
死に戻りの条件
第6話でついに、スバルが死に戻りループをしていることが確定しました。
しかし、なぜスバルが死に戻りループをするのか、回数制限、条件、死に戻りの場所などはまだ明かされていません。
死に戻りの諸条件がより詳しくなれば、スバルが立てられる作戦も精度を高めていけるでしょう。
今後、死に戻りの諸条件は要注目です。