第4話では、エミリアとは村のデート、レムとはスバルの散髪を翌日に約束して、明日を楽しみにして寝たスバルが、翌朝起きたときに死に戻りしていたことに気付く場面が描かれました。
ロズラール邸の使用人として働き、レムやラムとも信頼関係を作ってきたスバルは、四日間の思い出消え去ったことに、深い悲しみを覚えます。
第5話では、死に戻りをして戻ってきた寝室の上から、盗品蔵で倒れて目覚めた場面から始まります。
本記事では、第二章第5話のネタバレ、感想・考察をご紹介していきます。ネタバレを含みますのでご注意ください。
第4話のストーリーが気になる方は、下記の記事をチェックしてください。

リゼロ(漫画)第二章第5話「失われた四日間」のネタバレ解説
深い悲しみを感じるスバル
スバルが目を覚ますと、自分のことを覚えていない、スバルに対して何の感情も持たないレムとラムが心配そうに声をかけてきます。
最初は2人を不安にさせないように振る舞ったスバルでしたが、レムとラムの感情のない目に悲しみを覚え、部屋を飛び出して逃げてしまいました。
向かった先は、ベティーの書庫。急に入ってきたスバルを無礼だと言いますが、少しの間だけいさせて欲しいと懇願スバルを、無理に追い出すようなことはしません。
ベティーは、3、4時間程前にも一度あっていることを話すと、スバルはどの時点に自分が戻ってきたかを理解します。
確かめたいことがあると言って部屋を出て行くスバルは、自分のことを覚えてくれていたベティーに心を救われていました。
約束をもう一度かわそうとするスバル
スバルはロズワール邸の庭園に出ると、微精霊と会話をしているエミリアがそこにいました。
その神秘的な美しい姿を見て、スバルは失ってしまった四日間を思いつつも、取り戻してあの日の約束を叶えるのだと決心します。
寝ていたはずのスバルの姿を見つけたエミリアは、慌ててスバルに声をかけました。
スバルは、エミリアともう一度あの約束をするため、1週目の時と同じ行動をなぞろうとしますが、細かいところで違いが出てきてしまいます。
1週目に教えてもらったことを覚えているため、ラムからお願いされる仕事の量が格段と増えたのでした。
お風呂で疲れを取っているスバルでしたが、そこに来たのはロズワールでした。
ロズワールは、化粧を落とした爽やかイケメンの姿で、例のものを全く隠しもせず、スバルに一緒に風呂に入ってもいいかいと聞きます。
リゼロ(漫画)第二章第5話「失われた四日間」の感想・考察
第5話では、死に戻りしてしまったスバルが、もう一度エミリアとの村デートの約束を取り付けることを決心し、1週目のループをなぞっていく姿が描写されました。
しかし、行動をなぞろうとしても、判断は同じでも、実際の行動をそっくりそのままコピーするということは難しいものです。
この行動の微妙の変化が、どのような結果の変化をもたらすのか、次のストーリーが楽しみですね。
ここからは、5話で気になったポイントについて考察をしていきます。
ループする場所が更新される条件は?スバルをループさせている存在がいる?
スバルは、1週目のロズワール邸で命を落とした際、果物屋の前ではなく、ロズワール邸のお屋敷で目を覚めます。
第1章では命を落とすと、どのタイミングでも果物屋の前に戻って来ました。つまり、命を落とすと一定の時間が巻き戻されるというものではなく、セーブポイントのような仕組みで死に戻りが実行されていることが分かります。
今回、スバルは死に戻りでロズワール邸で目覚めたタイミングに戻っており、これはつまり、「セーブポイントが更新されている」という事象が起きているのです。
セーブポイントが更新されるということは、「何らかの意思」が介在していることを示唆しており、その存在が、スバルがある特定の期間で自分の望む結果をもたらすまで、死に戻りをさせていると考えられるのでしょうか?
今回、スバルの死に戻り時点が変更になったことで、スバルの死に戻りは、転生時に与えられた特殊能力ではなく、誰かしらによって与えられているものと考えます。
この考察が正しいかどうかは、物語の根幹に関わる部分であるため、答え合わせができるのはずっと先かもしれません。
同じ世界は二つとして存在しない?
スバルは2週目のロズワール邸においても、1週目の時の約束をエミリアとできるように、できるだけ同じ判断、同じ行動を心がけます。
しかしながら、ほんの些細なズレがどうしても生じ、ラムからの扱いや、風呂にロズワールが登場するといった異なる事象を招きます。
第1章では、4回目のループではエミリアが徽章を盗まれた後、魔法で攻撃した後が街の壁に刻まれていました。
スバルはこの時、今回のエミリアは機嫌が悪いのかと言いいましたが、これはいみじくも、全く同じ世界が二つとしてないことを表現していたのかもしれません。